2007年04月28日

在宅看取り

 
「在宅看取り」を行うには、ある程度条件がある。
 
基本的に、住み慣れた自宅で最期を迎える事は、希望されればどんな人にでも迎える準備はされて良い。
しかし、その環境を整える段階で、難しくなってしまう場合もある。
 
ご本人も、ご家族も
在宅での最期を望まれているケースがある。
それに向かって、関係者一同関わらせてもらってきた。
 
・・・・・でも、主治医にそのつもりがない。
 
連休に入るこの間
上下肢の冷感が進み、チアノーゼも強くなっていた。
時折、呼吸の乱れもあり、息苦しさを訴える。
嘔気・嘔吐もある。
意識レベルも低下しつつあった。
 
それでも、痛みもなく、比較的穏やかなご本人。
それを見守る家族。
 
みんなが在宅での看取りを望んでいる。
 
でも、主治医は飄々としている。
 
「・・・・・こういう状態ですので、往診お願いします。」
「2日前に行きましたしね〜。その時は大丈夫そうでしたよ。」
「連休前ですし、息苦しさも訴えてます。」
「まぁ、長時間続くようなら、狭心症の薬を出します。」
「(!?)・・・・・じゃぁ、お休み中、何かあったらいつでも連絡取れる体制にしておいてください。」
「はい、この番号に掛けて下さい。」
「あの、夜間とかの連絡先は?」
「その時は、救急搬送して下さい。」
 
在宅に戻ってくる際に
入院中の主治医に、在宅見取りの体制の取れる医者に紹介状を出して欲しいと頼んだ。
 
でも、もともと依頼してきたクリニックに戻すのが筋だと却下されてしまった。
 
退院後、初回往診の際、
家族もいる場所で、在宅見取りの意向がある事を主治医に告げた。
「ま、その時の状況で・・・・・。」
そんな返事だった。
 
どうして望む形の死を迎えさせてあげられないのか?
 
帰り道、フロントガラスがぼやけて見えた。
posted by 木下小櫻 at 23:50| Comment(0) | 堕天使 (介護保険時代) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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