2007年03月18日

徘徊 〜目が覚めたら翌朝〜

目が覚めると
「あれ?迎えに来ないな?忘れちゃったかな?」
・・・・・と、思い窓からお散歩へ。


週3回通っている、デイサービスセンターまで
フラフラしながら、途中膝が立たなくなり座り込んでしまいながら
道行く人や、パトカーに保護されながら
彼女は、一日を通して眠っている時間が多く
午前眠や午睡に関係なく
目が覚めると、“朝”になっていて
迎えに来るはずの、デイサービス職員が来ないと思い
自ら、押し車を押して、出掛けて行ってしまう。

 

目的があっての行動なので
徘徊と呼べるかどうかは悩むところだが
交通量の多い通りを、わが道行ってしまうその姿は
あまりにも危険を伴うものだった。

 

基本的に在宅生活を継続していく意向であったが
頻回になりすぎた徘徊と
介護者にとっても、見切れない実情とが重なり合って
施設を急遽、あたる事になった。

 

数年前
「ずっとウチで暮らしていく。地元のサービスなんてとんでもない。
 絶対に近所の噂になる(と、思い込んでいた)。」
そう言って、なかなかサービス介入をさせてもらえなかった彼女の姿はもう薄くなっていた。
「ウチにいてもアンちゃんに怒られるし
 もう誰も遊びに来なくなった。
 ココにいても、つまらない。
 施設のほうが、話し相手がいてイイ。」

 

季節も、日にちも、時間も、着替えも、トイレも
忘れてしまった彼女は
はっきりとそう言った。

 
 

答えなんか何処にもない仕事だと
解ってはいても、いつも悩んで矛盾を感じながら毎日を過ごす。

 

・・・・・コレでよかったのか
    他に方法はなかったのか?
    私に出来る事なんて、何にもない。

 

割り切ってやっていかなければ、自分が潰れる事も解っているけど
割り切ってはいけないものも、多くある。

 
posted by 木下小櫻 at 00:03| Comment(0) | 堕天使 (介護保険時代) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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